今日は我が街、伏見の酒蔵開きの日でした。
伏見は酒造りが有名で、関西では、灘(兵庫)の男酒、伏見(京都)の女酒とも云われています。この由来は、灘の水は酸性で発酵が早く、せっかちな男性に例えられ、一方の伏見の水はアルカリ性で発酵に時間を要し、気の長い(?) 女性に例えられています。冬の間にゆっくりと時間をかけて熟成されて、ついに今日、日の目を見るわけです。この時期は街を歩いていても、ふんわりと麹の柔らかい匂いがします。
某酒蔵では粕汁を頂けるとのことなので、友人と会場へ向かいました。整理券配布の5分前に到着。しかし、既に長蛇の列。会場整理のおじさんにも、「最後尾はこちらですが、もう多分無理ですねー。」と言われる始末。せっかくここまで来たので並んで待つことにしました。奇跡を信じて。
いよいよ整理券の配布がスタート。列はどんどん進み、いよいよ私たちの番が・・・と思った矢先、ギリギリで終了。しかも急に吹雪いてきました。なんとついてない。
しかし、新酒の試飲は可能なので、粕汁の無念の分も頂きました。まったく処理の施されていない、おろしたてのお酒なので天然発酵による微炭酸があり、アルコール度数も通常の日本酒より少し高めの19度。舌に少しぴりりときますが味はすっきりとして非常に飲みやすいお酒でした。
次は3月に酒蔵開きがあるようなので、今度こそは粕汁を食べたいと思います。